のぼせ めまいの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
ここ数か月、のぼせとめまいが気になるようになりました。月経も乱れているので、年齢からみて更年期だと思います。
病院での治療は抵抗があるので躊躇していたところ、叔母から明正薬局さんを紹介されました。
今まで、漢方薬はカゼの時に葛根湯をお医者さんからいただいたくらいでした。その時は「風邪のひき始めの漢方薬はこれ。」という感じでもらったのですが、明正薬局さんでは、丁寧に私の今までの病気や体調、月経周期などを尋ねられ、血流計などもチェックしてもらい、私に合った漢方薬をすすめて下さいました。
以前の葛根湯でも飲むのに少し抵抗があったのですが、明正薬局さんでは、飲めそうかどうか、1回分を用意してくれて、その場で飲ませてくれました。あまり、飲みやすいとは言えませんでしたが、続けることはできそうだったのでお願いしました。
更年期の症状なので効果が出るのに時間がかかると思っていたのですが、服用から7日でのぼせる程度が軽くなりました。
それから、さらに2週間服用して、めまいものぼせもほとんど気にならなくなりました。そして、しばらく無かった月経も起こりました。漢方薬を飲み出して明らかに体調が違います。眠りが深くなったのか朝の目覚めも良くなりました。
血流計などでみると、まだ完全に体の状態が整っていないので、しばらく飲んだ方が良いとアドバイスをもらい、私自身も漢方薬を飲んでいた方が調子がよいので続けたいと思います。
こんなに調子が良くなるなら、もっと早く漢方薬を飲めば良かったと思っています。
45歳の女性の方です。年齢から来るホルモンバランスの乱れにより、自律神経系が乱れた状態と考えられました。(更年期障害)
この方の場合、胃腸の調子も良くないため、更年期や自律神経失調によるのぼせやめまいに使用する代表的な漢方薬だけでなく、消化器系を整える漢方薬も併用しました。それにより体に無理なく効果的に漢方薬を吸収して効果を上げてもらう事ができました。
更年期の相談に限らず、胃腸の状態が良くない方の場合、漢方薬の効果がでにくかったり、漢方薬が負担になったりする事があります。
そのため、胃腸を元気にして、消化吸収の力を高める対処をする方が良い結果が出ます。
胃腸の機能を良くすることは、漢方薬だけでなく日々の食べ物の消化吸収も良くすることになります。
我々の体(組織・細胞)は毎日作り変わっています。ケガや病気の回復のためにも体がしっかり修復されていくことが重要です。それには飲食物を消化吸収して、体に必要な材料に分解・合成して役立てることが重要です。このことは、病気をしても胃腸が丈夫な人ほど治りやすいことからも分かります。
起きている病状や症状に対処することも重要ですが、体調が改善しやすい状況を作ることも重要です。
もっというと、胃腸の調子だけでなく、どのような食生活をするかも大切です。食事が偏っていては、体が良くなるために必要な材料が揃いません。現代人は、油物や砂糖などが多く、野菜の摂取が少ない状態にあります。野菜はかなり摂っているようであっても、30~40年前に比べて、野菜に含まれるビタミン類の量が激減しており野菜の栄養価が低くなっています。
したがいまして、より一層積極的に野菜を食べるようにしたいです。(ただ、胃腸が弱い方は生野菜より火を通した温野菜の方がよいでしょう。)
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